なんちゃって陶芸教室TOP -- 製造工程 -- 土練り

製造工程

土練り

土練り

粘土の中には沢山の空気が気泡となって入っています。
これは陶器にとって、あまり良くないことなのです。
なぜなら陶器を窯で焼いている時に、この気泡は膨張し、破裂、ひどい時には爆発してしまうからです。
1300度の窯の中で弾けた陶器は、近くの陶器も傷つけ、せっかくの作品も巻き込んでしまう場合があります。
このような理由で、粘土から空気を追い出してあげる必要があるのです。そのために粘土を練ります。
またこのように、成形前に粘土から空気を出し、粘土の質を上げる工程を南部名久井焼では 「前業」(まえわざ)と言うそうです。
また、土練りには「荒練り」と「菊練り」という2通りの方法があります。まずはじめに行う作業は「荒練り」です。

荒練り

「荒練り」とは粘土の固さを均一にするもので、粘土の塊に両手で体重をかけ、前方に押し出して、伸びた部分を折り重ねて練っていきます。
陶芸用の粘土は通常ビニール袋などに入れて保存してあるため、蒸発した水分の影響で粘土の表面が湿って柔らかくなっています。
その柔らかい部分と中心部のやや固めの部分を粘土の硬さが均一になるまで練ります。
また、陶芸用の粘土の中に硬いダマが混ざっている場合もあり、ろくろなどでの成型時に作りにくいだけでなく、陶芸窯での焼成時に作品の破損(ヒビ割れなど)の原因になる可能性もあるため、荒練りは念入りにしなければなりません。(ただしあまり時間をかけすぎると粘土が乾燥してしまうのでなるべく手早くやります)

菊練り

次に菊練りです。
「菊練り」とは粘土の中の空気を完全に抜くために行う作業で、荒練りを終え砲弾状にした粘土を、片手で押し、もう一方の手で回しながら練ると菊の花びらのような形になるため「菊練り」と呼ばれます。
菊練りが上手くいくと、”プチッ”と空気の抜ける音が聞こえます。
粘土の中に空気が入っていると、窯で焼いたときにその空気が膨張し、作品が破裂してしまうことがあるためとても重要な作業です。
また、菊練りはコツがいるため慣れるまで繰り返し練習が必要です。



TOPページ | 製造工程 | 窯の種類 | 七輪陶芸 | サイトマップ